先日アップした鶴の画像。
ご覧になられた方から「他の写真はないのか?」
このお客様の現場。 まさにこだわり抜かれています。 その一部だけ?お見せします。
朝日が差し込むユニットバス。
蛇口が3つあるのにお気づきですか?
一つは水道水。 もう一つは井戸水。
これは水の都・大垣ならよくあることです。
もうひとつの蛇口は・・・
温泉の湯を入れるための蛇口なんです(笑)!
お客様が週に一度お近くにある池田温泉まで
温泉湯を軽トラックで取りにいかれ、
タンクいっぱいのお湯をこの蛇口から水圧ポンプで
入れられるのです。
しかもご近所にもふるまい湯をされてみえます。
家に居ながらにして温泉気分が味わえる!
そんなお客様だからこそ、ご自宅にお友達やご近所の方が集い、笑顔が溢れる。
そんなリフォームがしたい。 それが最初のきっかけでした。
そのためには談話スペースがほしい。
日頃は約10帖ほどのお部屋でセカンドハウス的な使い方でもいいが
仲間が集まる時は部屋を広くしたい。。。 隠し床の誕生でした(笑)。
わかりますか?
普段は駐車場としてもつかえる土間スペースが
いざとなると約3帖ほどの談話スペースに♪
床下収納してある隠し床が効果を発揮シマス。
工事中、本当にあった話。
ある職人さんが床がある状態で下見にこられ
工事に来た時には収納状態の床をみて、
「設計変更か?床、もったいないことしたなぁ」と
ワタシにまじまじと話しかけられました(笑)。
ご近所の子供たちも大喜びで遊びに来るそう
です。
設計当初はなかった吹き抜け式の天井も、工事を進行しながら考えました。
剥き出した梁には将来ブランコがつくかもしれません。
お客さまは「壁にロッククライミングの練習台を取り付けようかと思うんだ」。
・・・(笑)。
誰隔てなくお付き合いされるお客様。
現在、空き家となっていた離れには先日の東日本震災で疎開されてきた方が
お住まいになってお見えで、その子供さんも毎日のようにこのスペースで
明るく元気に遊んでお見えです。
お客さまの尊いお考えにはいつもアタマが下がり、私自身もまた仕事以上に
この現場には情熱をそそぎ、共に考えてきました。
私たちの接客理念である【お客様の気持ちとこだわりに真剣】は
お客様との二人三脚で創り上げられていくこと。そんなことを教えていただきました。