業界新聞に、清水建設が「3次元曲面ガラススクリーン構法」を開発した記事がありました。
ガラスを3次元に曲げる。20年以上前に弊社も取り組んだことがありました。
大垣市にあるIAMASのメデイア工房のトップライト屋根に使用した合わせガラスを
3次元に曲げられないかという設計事務所からの要請を受け、取り組みました。
たしか19ミリと19ミリの合わせガラスだったと思います。
通常は、鉄骨の上にガラスを平らに置くだけのトップライト屋根を、うねるように3次元にできないか。
ベースとなる鉄骨屋さんと何度も打ち合わせましたが、そもそも鉄骨自体にねじりをかけられるわけがなく
少しずつ角度をつけた鉄骨にガラスをなじませるように、重石をのせ、ほんの少し、微妙なほどのうねり?を
持たせた気がします。
しかし、ガラスの剛性は強く、しばらくするとシーリングをちぎり、元に戻っていたような気がします(涙)
あれから20年以上が経過し、技術の進歩をつくづく実感しました。
しかし、アノ思い出は鮮烈でしたね。
深夜2時にもかかわらず設計士から打ち合わせの電話が入り、小一時間ほど話しこんだこともありましたね。
若かったんですね(笑)
ってか。 普通そんな時間に会社にいること自体、ホントに若かったんだなと思います。