今週の窓すまは網の入ったガラスを作る、
デュープレックス法についてご紹介させていただきます!
最初に原料を溶融炉で溶かすという工程は先週ご紹介したフロート法と一緒なのですが、
デュープレックス法では、溶かした原料を製板機で決められた厚みになるように
リボン状に形成していきます。この過程でガラスの中に網を入れているんです!
そしてリボン状になった網入りガラスは凹凸がある状態の為、
粗摺機という鋳鉄製の回転粗摺盤によって上下から両面を同時に研削されていきます。
この工程でガラスを削っているうちに、回転粗摺盤自体も削れていき、
なんと2週間ほどで使えなくなってしまうんです..!
新しく取替え、また2週間たったら取替えの繰り返しが行われているそうで、
フロートガラスに比べお値段が高い理由が分かりました…
次に削った両面を磨く工程になります。この磨上機は粗摺機と同じ動きをする
フェルト製の研磨盤によって表面をピカピカかつ、フロートガラスのように
より平らな状態に仕上げていきます!
そしてフロートガラス同様、洗浄・乾燥・検査・採断され、
網入りのガラスが出来上がっていきます。
今回ご紹介させて頂いた製造方法は工場見学で見させていただいた2種類のみでしたが、
他にもセントラル硝子様の松坂工場では加工ガラスの製造なども行っておりますので、
機会があればご紹介させていただきたいと思います!
ガラス修繕のご依頼は、電話・FAX・メールでも承っておりますので
お気軽にご相談くださいませ。