PCのファイルを整理していたら一枚の写真が出てきました。
私が防犯の講演をさせていただく際に必ず使用する写真ですが
今まで多くのガラス修繕をさせて頂きましたが、この写真だけは
忘れられない現場でした。
テープの張ってあるところがガラス破りされた箇所なのですが
このテープの位置は全て施錠されていた箇所です。
中央左右の2箇所はクレセント部分、下の部分はサブロックの
ある箇所です。
4箇所ある施錠部分が全て破損され、被害に遭われてました。
侵入盗が犯行をあきらめるのに必要な時間は5分といわれて
います。
おそらくこの写真の現場は5分もかからなかったと思います。
4箇所施錠されていても、5分もかからずにガラス破りはされて
います。
何故、可能なのでしょうか?
答えは・・・私が犯人だからです!
『んなワケないでしょ(笑)!』
それは1枚ガラスだったからです。
ガラスは5㎜厚が使用されていましたが、簡単に破ることは出来ます。
防犯講演をおこなうと必ず聴講された方からの質問に「補助錠をつければ大丈夫ですか?」と
いった質問を受けます。
実は私自身もその質問に対し「防犯対策にはなると思います」と答えていたのですが、この現場
以来、その質問にはNoと言うようになりました。
それだけこの現場は私にとって衝撃を受けた現場でした。
犯行をあきらめる時間は5分。
この5分を守ることは防犯ガラスにしかできないことです。
ぜひ確実な防犯対策をお考えいただきたいと思っています。