冬はガラスにとって災難の時期です(!?)
この時期、ガラス修繕で多いのが、強風でドア自体があおられ破損するというものです。
アルミ製のドアだけでなくステンレス製のドアにも多く見られる破損理由は「ねじれ」です。
特に1枚ガラスの開きドアなどは風を受ける面も大きいため「ねじれ」も発生しやすくなります。
よく「戸あたり」「ドアストッパー」といわれるものを床などに付けられる場合
もありますが、これが逆に「ねじれ」を発生させる原因となる場合もあるん
ですね。 ですからガラスドアの「ねじれ」対策には不向きだと思います。
今日もそういったご相談をいただきました。
私たちは「ねじれ」に強いガラスとして【強化ガラス】をお勧めしています。
強化ガラスとは通常のガラスを軟化温度500-600℃くらいに加熱したものを
急冷し、通常の数倍程度の強度を持つようにしたものをいいます。
強化ガラスは、表面に突き刺さる可能性のあるとがった物体の衝撃にはもろいが、
曲げ、ねじれや引っ張り応力に対しては未処理のガラスよりかなり強いガラスです。
上図は日本板硝子の商品ですが、今回の場合は3段階目の『タフライト』を指します。
また強化ガラスは破損の際には下図のように全破損となりますが、破片は丸みのある多数の
小断片となるため、ケガをする危険性が少ないガラスです。
たしか以前にもこのお話はしたような気がしますが・・・(笑)
強化ガラスは『安全ガラス』と言われています。
ですから不特定多数の方が出入するお店のドアや、お風呂のドアなど安全性が優先される
ところに多く使用されています。
納期は1週間ほどかかりますが、万が一の場合を考えると安心ですよね。
お待ちいただく間、場合によっては仮のガラスを入れさせていただきますから見栄えも大丈夫です。
よくフレームのないガラスドアが使われていますが、
あれは全て強化ガラス仕様です。
「ねじれ」に強いという一つの証明ですね(笑)。
で「ねじれ」と聞くと連想してしまうのがコレ。
・・・時代を感じマス。 「なんとなく・・・クリスタル」です。はい。