♪今日の仕事はつらかったぁ♪ (山谷ブルース 参照)
猛暑日真っ只中の本日、3パターンの遮熱工事をさせていただきました。
①遮熱高断熱複層ガラス「エコクール」
既設ガラスをアタッチメント付複層ガラスに交換。
②遮熱フィルム「住友3M Nano40 S」
既設ガラスの上から遮熱効果の高いガラスフィルムを貼付。
③遮熱ガラスコーティング
既設ガラスの上から遮熱効果の高いコーテイング材を塗布。
窓の遮熱もいろいろありますから(笑)。
ただ効果は歴然と違います。
遮熱効果を上げることはもちろん大切なことです。
しかし私たちは遮熱工事をご依頼された場合、3つの観点から検討を行います。
1)遮熱性能 2)断熱性能 3)室内の明るさ
いくら遮熱効果が高くても、室内に入る可視光線率が低い、
つまりお部屋が暗くなってしまっては、そのために昼間から電気照明を使用しなくてはならず
結果、エコ化にはつながりません。
だからといって室内の明るさばかりに重点を置くと遮熱効果は低くなりがちです。
そのため遮熱効果を求められるお部屋の使用用途に則した方法を3つの項目の数字から
お客様と検討させていただいています。
ですから、本日の施工箇所について述べるならば
①の遮熱複層ガラスの取替については冬の断熱効果も重視される住宅のお部屋に。
②の遮熱ガラスフィルムはアタッチ付複層ガラスが使用しにくく、
また比較的日中も室内照明が多く使用されているオフィスビルの一室に。
③の遮熱ガラスコーテイング材は、ガラスを反射させず、ウインドウ内の様子が外部から
よく見ることが重視される店舗ガラスにご利用いただきました。
もっとも、一番効果のあるものは遮熱複層ガラスへのお取替です。
夏の冷房負荷を抑え、冬は暖房効果を高めながら、適度に明るさを取り入れることが出来る。
夏冬兼用で効果が出せるのはエコガラスの特徴ですから。
先日お話したエコガラスのお取替方法も含むと、
窓の遮熱・断熱対策には本当にたくさんの選択方法があります。
それゆえ私たちもまた、既成概念にとらわれずに柔軟な思考で望みたいと思います。