以前にもご案内しました、LIXIL断熱リフォーム
工法『ココエコ』の施工実例をご紹介します。
『ココエコ』は家全体ではなく、ひと部屋ごとに
断熱リフォームが可能な新しい工法です。
こちらのお宅はジュラク壁の和室から、洋間風
のイメージへのリフォーム工事でした。
まず既設壁に『ココエコ』取付のための下地材
を取り付けます。
次に『ココエコ』本体を張っていくのですが
『ココエコ』は真空断熱材で構成されているため
現場でのカットが不可能です。
そのため、事前に細かな打ち合わせと割付図
が必要です。
写真右下の穴はコンセント加工が必要な部分
のため、真空断熱材は充填されていません。
本体は非常にデリケートな材質であるため、
搬入及び保管方法も慎重に行いました。
つまり「勝手に穴を開けちゃダメ」なんです。
当然、釘を打つ部分も決められており、
それに合わせて下地材の胴渕のピッチ割
もシビアに行います。
ピンクの部分が釘打ち可能な範囲です。
ちなみに『ココエコ』の施工に関しては、
メーカーによる事前研修が義務づけられて
おり、この大工さんも前回の研修時に一緒
に受講していただきました。
続いて仕上げ材の下地となるボードを
貼り付けていきます。
横から見るとこんな仕上がりです。
下地材+ココエコ+仕上げ下地材の順番です
が、これが洋風からの仕上げなら下地材が
不要ですから約24ミリほどの厚みとなります。
ココエコ自体は厚み12mmなのですが
従来使用されている断熱材(グラスウール)で
同じ断熱性能値を持たせようとすると
約220㎜必要です。
つまりココエコは一般的な断熱材の18分の1
の薄さで高い断熱性能を発揮するということ
なんです。
だからお部屋を狭くすることなく
高い断熱性を持つリフォームが可能です。
ちなみに先ほどの下地材等の露出した箇所
は、内窓を設置することでカバーします。
最後は仕上げ材に壁紙を貼って終了。
内窓効果で防音性もUP。
実はこの窓の向こうは小学校の校庭なんです
が、ホントに静かになりました。
まだまだ暑い季節なのでその効果がご体感
いただけませんが、冬もう一度レポートさせていただきたいと思っています。
ただ、クーラーの効きは全然違うとのことでした。
『ココエコ』の3つの特徴。
①Comfort:部屋内側から断熱性能を高めて、冬も夏も快適に。
②Ecology:エアコン効率アップで冷暖房費とCo2を削減。
③Speedy:今ある窓・壁・床の上に取り付けるだけだから施工が早い。
これからの商品ですね。 あ! ちなみに 東海エリアで施工は1番乗りでした。(笑)
新しい工法を積極的に取り入れ『窓から住まいの健康と安全をプロヂュース』します!