8月12日のYAHOOニュースに題名の通りの記事が載っていました。
内容は、全国的に猛暑が続く中、風通しをよくするために玄関ドアを開けている家を狙った
窃盗犯が増えているという内容でした。
たしかに今年の夏は節電が叫ばれているため、風の抜け道をつくろうと玄関や勝手口を
開放していらっしゃる家を多く見受けます。
家の中に風を通すことは家屋にとってもスゴク重要なことです。
ただし・・・無施錠はあまりにも危険です。
以前にも施錠が可能なタイプの玄関網戸をオススメしました
が、今回は玄関ドア自体に開閉出来る窓がついており、
施錠しながら風を取り入れられる玄関ドアをご紹介します。
通風タイプの玄関ドアは各サッシメーカーより出ています。
写真の商品はLIXILリフォーム玄関ドア『リシェント』です。
弊社でも取替用玄関ドアの中では、この通風タイプが
人気No1の商品です。
商品の特徴はドア中央にあるひかり窓が上げ下げ式に
なっており、2段階の調節開閉が可能です。
在宅時は開放部分を大きくお取り頂き、お買い物など
小時間お出かけの際には、上下に約5センチほどの
開口でストップ機能がついているため
それ以上外部から開けられることはありません。
本来コレだけなら防犯的に優れているとはいえません。
次に説明する玄関ドアならではの防犯機能を兼ね備えているからこそ、私たちは自身を持って
オススメするのです。
玄関ドアで最も基本的なことはピッキング攻撃
に強いCP錠を使用しているか否かです。
LIXILの場合はドアの使用条件に応じて2種類
のCP錠を用意しています。
最近は砂が入りにくいように鍵穴にシャッター
が付いたものもありますが、基本的に
砂埃に強いタイプと、そうでないタイプがあり
ます。
周囲にグラウンドや空き地など砂埃の多い
環境の場合はWキーをオススメします。
次にこじ破りに強いかどうかです。
これは錠前自体に大きく寄与するもので、
ドア本体と枠とのかみ合わせ部分が
どれだけ強化されているかがポイントです。
LIXILの場合は、鎌付きデッドボルトを使用
しているため、ドア枠にバールなどを差し
込んでのこじ破りにも強い防犯効果を発揮
します。
3つ目に、万が一ガラスを破られた時の
対応策があるか否かです。
ドアは基本的に錠前によりロックされている
ため開錠されれば簡単に侵入できます。
そのため、長期のお出かけ時や就寝時に
室内側のサムターンを取り外しておくことで
万が一の場合もドアを開けられることは
ありません。
最後に子扉にも施錠機能があるか否か。
よく風通しのためにドアガードをして、ドアを
開放されていらっしゃる方がお見えになりま
すが・・・危険です。
子扉のフランス落としは、ドアガードが設置
してある条件でも簡単に操作し、開けられて
しまいます。
だからこの機能は本当はスゴク大切なんです。
もっとも、通風タイプの玄関ドアならドアガード
なくして採風が可能なため、安心です。
この4つの条件は防犯網戸ではカバーできない部分です。
それゆえ私たちは通風タイプの玄関ドアをオススメする際にはこの4つの機能を必ず説明し
また現サンプルをギャラリーでお見せしながら説明させていただきます。
ご使用いただかなければ意味がない機能ばかりですから。
防犯に関して、私たちはプロとしての見識を持ってお話します。
なぜなら、私自身が防犯設備士の資格を持ち、岐阜県防犯設備協会の理事として
警察学校等でもガラスや建具についての防犯講座を担当しているからです。
ですから・・・怪しいものではありませんからご安心を(笑)。